歌におすすめのマイク10選【歌ってみた!でも活用できる】

SNSを見ていますと、相変わらず歌ってみた!動画をよく目にしますが、いくら上手に歌えていても、クリアでない音声を聴くと残念な気持ちになります。これは、ボーカルだけの話ではありません。

例えば、FM放送でDJの声が明瞭に聴こえないと、どんなにカッコいい喋り方をしていても下手に感じてしまうものです。クリアな音声はとても重要なのです。では、CDなどのようなキレイな音質で声を収録するには、どのようにすれば良いのでしょうか?

実は、CDを含め、FM放送やテレビなどの音声は、100%素の音ではありません。明瞭に聴いてもらえるように不要な周波数をカットしています。そして、声を拾う役割のマイクは、それぞれの用途に合わせて使い分けています。

一口にマイクと言っても、さまざまな種類があり、1名で話す場合のマイクや、2名で対談する際に使用するマイクなど、その目的にマッチするマイクを用意します。そこで今回は、「歌におすすめのマイク10選【歌ってみた!でも活用できる】」と題しまして、ボーカリストにおすすめのマイクを紹介していきたいと思います。

歌におすすめのマイク10選【歌ってみた!でも活用できる】

今回は、下記の内容でお伝えしていきたいと思います。

目次

マイクの種類について

マイクには大きく分けてダイナミック型マイクとコンデンサー型マイクの2種類あります。私たちが一般的によく目にするマイクは、ダイナミック型のマイクで、主にライブハウスやカラオケ、会議などで使用されます。一方、コンデンサーマイクは、主に楽器やボーカルなどのレコーディングに使用されます。

この2種類のマイクは、それぞれメリットとデメリットがあるので、デメリットを知った上で、メリットを活かす使い方がベストだと言えます。では、ダイナミックマイクとコンデンサーマイクのメリットとデメリットを見ていくことにしましょう。

ダイナミックマイクのメリットとデメリット

ダイナミックマイクのメリット

ダイナミックマイクのメリットは、何と言っても電源が必要ないところでしょう。また、振動や湿気にも強く、頑丈な構造なので、少々のことで壊れたりするようなことはありません。

したがって、ライブハウスはもちろん、野外フェスといった天候に左右されるような環境でも、安心して使えるのがダイナミックマイクのメリットだと言えます。そして、ダイナミックマイクは、価格が安いものが多く、気軽に購入することができるのもポイントです。

さらに、ノイズや高周波を拾いにくいので、自宅での楽器録音にも活用することができます。

ダイナミックマイクのデメリット

一方、ダイナミックマイクのデメリットは、繊細な録音に不向きな点です。ピンポイント録音には向いているダイナミックマイクですが、感度があまり良くないといった弱点があります。ただし、これらのデメリットを知ることで、ダイナミックマイクのメリットを活かした使い方が可能なわけです。

コンデンサーマイクのメリットとデメリット

コンデンサーマイクのメリット

コンデンサーマイクのメリットは、何と言っても広いレンジで繊細な音を拾うことが可能なところでしょう。もちろん、メーカーや機種などにそれぞれ特徴はありますが、傾向として、良質な収録環境を整えることで、高音質かつ高品質な録音ができます。

コンデンサーマイクのデメリット

一方、コンデンサーマイクのデメリットは、別途ファンタム電源が必要な点です。また、コンデンサーマイクは振動に弱いのも特徴で、ていねいに扱う必要があります。さらに、コンデンサーマイクは、湿気にも弱いため、保管する際はマイクケースなどに乾燥材を入れて、湿気とカビ対策をしなければなりません。

そして、何と言っても、本格的な録音で使用するコンデンサーマイクは、高価なものが殆どです。もちろん、アマチュアでも手が届く価格のコンデンサーマイクも中にはありますが、基本的にプロが使用するモデルはとても高価です。

マイク選びのコツ

コンデンサーマイクは、デリケートなマイクなので、プロ以外での使用は難しく思われがちですが、扱い方に注意することと、収録環境が整っていれば、アマチュアでも問題なく使用することができます。

また、コンデンサーマイクは、すべてのマイクが高価なのではありません。中には、数万円程度の価格で、プロ顔負けの収音が可能なモデルもあります。一方、ダイナミックもマイクに関しても、ピンポイントの録音では力を存分に発揮することができるので、目的や用途に合わせて活用するようにしましょう。

歌におすすめのマイク10選

audio-technica AT-X11

このマイクは、転がり防止のプロテクトリングとマイクコードがセットになっているので、購入したその時からすぐに使用することができます。用途としては、宅録でのボーカルやギターなどの録音にも十分対応できます。もちろん、ステージ用のマイクとしても使用できます。

ただし、宅録で使用する場合は、直接パソコンなどに接続するのではなく、オーディオインターフェースを通すようにしてください。その辺りはケチらないようにしましょう。

SHURE BETA87A

傾向としては、温かみのある収音が特徴で、中音に伸びがあるため、男性用のマイクとしても活用できます。ただし、ステージで使用する場合は、口元からマイクが離れると、音声を正確に拾うことができないでの、ステージ上を動き回るボーカリストには不向きのマイクです。

BETA87Aは¥20,000代で購入でき、本格的なステージ用のマイクを探している方におすすめできます。

audio-technica AT2020USB+

AT2020USB+は、高音質のオーディオ機器を数多く販売するdudio-technicaでは、エントリーモデルのマイクで、¥15,000前後で購入することができます。

同マイクは、オーディオインターフェースを通さずに直接USBで接続できるのと、比較的扱いやすいこともあり、動画やライブ配信で高く評価されていますが、ボーカル用のマイクとしてもクリアに録音できるのがポイントです。使用する際はポップガードを別途用意した方が良いでしょう。

Blue Microphones Yeti

同マイクは、オーディオインターフェースを通さずに直接パソコンに接続して使用でき、クリアな音質なので、動画やライブ配信だけでなく、歌ってみた!や宅録用のボーカルマイクとしても活用できます。また、ギターやピアノなどの弾き語りにもぴったりで、工夫次第ではさまざまな録音をおこなうことが可能です。

MXL V67G

もちろん、V67Gはただ単に値段が安いだけでなく、¥8,000前後のマイクとは思えない音質が最大の魅力です。また、同マイクを2本用意すれば、ピアノなどのステレオ録音も可能。初めてのコンデンサーマイクとしてもおすすめできます。

audio-technica AT4040

価格は¥30,000前後なので、少々高く感じるかもしれませんが、この価格帯で上位のマイクと良い勝負ができるのは、AT4040ならではの音質と性能だと言えます。

また、同マイクは、ボーカル録音としてだけでなく、ギターはもちろん、ナレーションにもぴったりなので、歌ってみた!や動画配信、実況などにも活用することができます。

Blue Microphones Bluebird

同メーカーのマイクは、ビンテージ風で可愛らしいデザインが特徴で、アマチュアからプロまで多くのミュージシャンが愛用しています。

Blubird SLは、フラッグシップモデルのBottleの特徴は受け継ぎながらも、リーズナブルな価格で入手することができ、ボーカルや楽器の録音に最適です。指向性は、カーディオイドで、別途ファンタム電源を用意する必要があります。

価格は¥22,000前後で、同価格帯のコンデンサーマイクでは断トツの音質を誇ります。

RODE NT1A

NT2Aは、ボーカルを含め、ギターやピアノといった楽器の録音まで対応しているのに対し、NT1Aはボーカルやナレーションの録音に特化しています。

そして、NT1Aの魅力は、高音質のレコーディングができるのはもちろんですが、何と言っても¥20,000前後で購入できる驚きの低価格にあります。

NT1Aを使用する際は、別途ファンタム電源が必要ですが、宅禄でのボーカル録音に抜群の能力を発揮するので、初めてのコンデンサーマイクとしてもおすすめできます。

AKG C214

同マイクは、AKGのフラッグシップモデルのC414 XLIIと同等のダイアフラム1枚を装備したラージダイアフラムコンデンサーマイクです。同マイクの特徴は、ボーカルはもちろん、ギターやバイオリンといった楽器の録音にも適している点です。

中でも、パーカッションといった高圧ソースでも、歪みの少ないレコーディングが可能。また、C214は¥35,000前後で購入できるので、同マイクを2本用意すれば、ピアノなどのステレオ録音も本格的におこなうことができます。

C214は、最初のコンデンサーマイクとしては少々高額ではありますが、買って損をすることはない多機能マイクと言えます。

RODE NT4

ただ、ボーカル録音に関しても、ギターやピアノを使用した弾き語りにも適しているので、弾き語りをメインとした音楽制作をしている方にもぴったりの1本です。NT4を使用する場合は、ファンタム電源もしくは電池が必要ですが、気軽に持ち運びができるので、さまざまな録音に活用できます。

NT4の価格は¥50,000前後なので、少々高価な買い物にはなりますが、1本あると非常に便利なマイクだと言えます。

プロが使用している人気のマイク

NEUMANN U87Ai

U87aiは、指向性切替式のコンデンサーマイクで、スイッチを切り替えることで、無指向性、双指向性、単一指向性の3種類の指向性から用途に合わせて選ぶことができます。

同マイクは、広いレンジで歪みの少ない録音が可能で、ボーカルはもちろん、ナレーション、オーケストラの録音、アンサンブルやソロの録音など、ありとあらゆるレコーディング現場で愛用されています。

このマイクが愛される理由のひとつにナチュラルさが挙げられます。フラットでクセのない録音が可能で、編集の際のバランス調整が容易におこなうことができます。

例えば、U87Aiを2本用意すればステレオの録音が可能ですが、複雑な編成のオーケストラでも、一つひとつの楽器の位置が分かるくらいに解像度の高いレコーディングをおこなうことができます。

U87Aiは、私たちが普段何気なく耳にしている音楽やナレーションなどの多くに使用されているので、少し意識しながら聞いてみるのも面白いですよ。

まとめ

「歌におすすめのマイク10選【歌ってみた!でも活用できる】」と題しましてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?今回紹介したマイクは、ダイナミック型とコンデンサー型、USB接続のコンデンサー型から歌に合うものだけをピックアップしました。

どのマイクもおすすめできますが、購入する際のポイントは、マイクを使用する環境と用途に合わせることです。自分のスタイルに合うマイクで歌を楽しみましょう。皆さんの参考になればうれしいです。

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