定番アンプ フェンダー ツインリバーブ の特徴

練習スタジオでもライブハウスでも必ずと言っていいほど見かけるフェンダーのアンプがあります。それがフェンダーツインリバーブです。この名機中の名機を今回は研究してみましょう。

目次

  • フェンダー ツインリバーブとは
  • ツインリバーブの特徴
  • ツインリバーブのサウンド
  • ツインリバーブにはどのギターが合うのか~ツインリバーブを使用する有名ミュージシャン~
  • まとめ

フェンダーツインリバーブとは


元々フェンダーには「ツイン」というアンプがあり1950年代の初めに登場しました。元々クリーンなサウンドが特徴でしたが毎年のように外観も内部も変更・改良され1960年代に入り今のルックスに近くなります。そして1963年にツインにリバーブタンクを内蔵させた新製品が出ます。それがフェンダーツインリバーブでした。

ツインリバーブの特徴


ツインリバーブは1963年に登場したので最初からブラックフェイスでした。スピーカーは12インチが2基、出力は85ワット・6本のプリ管および4本のパワー管、整流管は使わずダイオードを採用するなど徹底してクリーンなサウンドを追求しています。大音量かつクリーンなサウンドを実現するのは当時のアンプでは大変だったのです。ですので「ツインリバーブって歪まないよね」というのは見当はずれの意見なのです。

チャンネルはノーマル/ビブラートの2チャンネル仕様でいずれもボリューム・バス・ミドル・トレブルのコントロールがあります。ビブラートチャンネルにはそれに加えてリバーブ、ビブラート(トレモロ)そしてIntensity(強さ)のつまみが追加されています。
ブライトスイッチもついておりこれをオンにすると小さい音で演奏するときの音のこもりを軽減できます。普段はオフで良いでしょう。

キャビネットの下の方にティルトバックレッグという金属製の足がついておりこれによりアンプの角度を上に向けることができます(いわゆる「あおる」ことができます)。ステージが低いときに使用します。

またフェンダー特有の「アンプリファイアー・ジュエル」という美しい赤いパイロットランプがあります。

裏に回るとパワー/スタンバイスイッチ、アーススイッチやリバーブのオン/オフ切り替え用ペダルスイッチ用のジャックなどがあります。

ブラックフェイスの出力は85Wですが、その後シルバーフェイスに変わると出力がアップして100Wになります。1972年に一番右にマスターボリュームが追加されます。つまみが1つ増えているので簡単に見分けがつきます。回路変更にともなってサウンドはトレブリーになっています。

その後80年代に入り現代的なサウンドに対応したツインリバーブIIが登場、その後65年のツインリバーブの復刻版が発売になり現在に至ります。

ツインリバーブのサウンド


当時のアンプは音量を上げると歪んでしまったのでPAが未発達な時代ですからクリーンなサウンドで弾きたいのに会場が大きいと歪んだサウンドで弾かざるを得ない状況でした。しかしながらツインリバーブは85Wの大出力ながら大音量でも歪まないというものでした。ハードロックの前の時代ではこれは重要なポイントだったのです。

その結果としてのサウンドはまさにカリフォルニア的なキラキラ輝くようなクリーントーンでそのリバーブの広がりと相まって非常に美しいものです。トレブリーなクリーントーンの印象が強いツインリバーブですが実は万能型のアンプでジャズにも使えます。またリバーブとビブラートも効きがよく様々なシーンで活用されています。

ツインリバーブのコントロールは少し変わっていて基本セッティングはバスとトレブルが0、ミドルが10となっています。まずギターを繋いで音を出すときはこのセッティングから始めるとツインリバーブがどういう音がするアンプなのかが分かります。ちなみにミドルも0にすると音が出なくなります。

バス0ミドル10トレブル0で鳴らしたツインリバーブの音はとてもふくよかな温かみがあるものです。どのギターを使ってもいい音が出ます。誰もが憧れるエレキギターの音がそこにはあります。もちろんバスとトレブルを上げるといわゆるどこかで聞いたツインリバーブの世界が待っています。

ある意味まったく歪まないアンプなのでディストーションサウンドを志向するプレイヤーはエフェクターを使用することになります。アンプ直結でハードロックというギタリストには向きませんが、逆にエフェクターを多用するタイプのギタリストにはエフェクト乗りの面で使い勝手が良いと言えます。

ツインリバーブにはどのギターが合うのか~ツインリバーブを使用する有名ミュージシャン~


テレキャスターツインリバーブの組み合わせといえばやはりエルビス・プレスリーのギタリスト、ジェイムズ・バートンにとどめをさすでしょう。いかにもフェンダーサウンド!というカラっとした軽快なプレイが堪能できます。
ニルヴァーナカート・コバーングレイトフル・デッドジェリー・ガルシアなども愛用者として挙げられます。

面白いところではザ・ビートルズが1969年のルーフトップ・コンサートにおいてジョージ・ハリスンジョン・レノンにより使われています。ハリスンテレキャスターレノンエピフォン・カジノをシルバーフェイスのツインリバーブに挿して使っています。レノンのサウンドは我々のツインリバーブのイメージとはちょっと違うかなり甘いものとなっています。「ゲット・バック」で彼が弾くリードプレイで確認できます。

ザ・ローリング・ストーンズミック・テイラーツインリバーブレスポールを繋いでいますしセックス・ピストルズスティーブ・ジョーンズも同じ組み合わせで使っています。両者ともガッツのある中音域を強調したサウンドになっています。

またテクニカル系ではジャズのジョージ・ベンソンやプログレッシブ・ロックのイエススティーブ・ハウドゥイージル・ザッパ、オルタナ勢ではレディオ・ヘッドトム・ヨークザ・スミスジョニー・マーなども挙げられます。

以上のようにツインリバーブは演奏する音楽ジャンルもつなぐギターも選ばないまさに万能アンプと言えます。

まとめ


やはり定番アンプになるのにはそれなりの理由があります。ザ・ポリスのアンディ・サマーズがアメリカから戻ったときにまず手に入れたのがツインリバーブでした。ツインリバーブとテレキャスターだけで彼は世界を制覇したわけです。
ありとあらゆるミュージシャンが愛用しているツインリバーブ、「いいアンプを買う」という決心をしたときにリストの最初に来るのは間違いありません。

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