アップライトピアノとは

現在、国内でのピアノの流通数は
年間数万台と言われています。

そして、

  • グランドピアノ
  • アップライトピアノ
  • 電子ピアノ

がある中で、
もっとも流通しているのが、
アップライトピアノです。

家にピアノがある方で、
アップライトピアノをお持ちの方は
多いのではないのでしょうか?

電子ピアノには出せない表現力、
タッチ感など、
生ピアノには特有の魅力があります。

この記事では、
そんなアップライトピアノについて
説明していきたいと思います。

アップライトピアノの特徴

グランドピアノの誕生から
約150年後、
今から約150年ほど前に
現代のアップライトピアノの形が
完成しました。

グランドピアノを設置するのに
限界がある場所での演奏のために
作られたと言われているのが、
アップライトピアノです。

響板の形を長方形にし、
垂直に立て、
弦を縦に斜めに張ることにより、
グランドピアノに比べ、
コンパクトなデザインを実現させました。

重さも約2〜3割軽くなりました。

学校や家庭で最も多く利用されている
ピアノでは無いでしょうか。

また、
ジャックをハンマーに引き戻す機構が
アップライトピアノには
備わっていないことが多く、
連打性能が劣ると言われています。

これにより、
以前はグランドピアノに比べ
音色は劣ると言われていました。

しかし、
現在のアップライトピアノは
各メーカーの品質向上から、
音色、タッチとほとんど遜色ないモデル
誕生しています。

アップライトピアノの仕組み

アップライトピアノの仕組みは、
グランドピアノとほぼ同じです。

鍵盤をたたくと、
鍵盤につながったハンマーが動き、
それぞれのピアノ線をたたき、
そして、音が出るという仕組みになっています。

グランドピアノの弦は、
床と平行に張ってあり、
弦の下からハンマーで叩きます。

一方、
アップライトピアノは
縦に張ってある弦を横から叩く仕組み
です。

仕組みについては、
ほぼ同じと言ってもいいでしょう。

ピアノを広めた立役者?

ピアノが生まれたバロック時代は、
今のようにコンサートホールで
演奏されていたのではなく、
代表的な音楽の場といえば、
教会、劇場、宮廷のサロンでした。

どの場所にも、
それぞれ音楽以外の目的が存在し、
音楽は、それぞれの場所のBGMとして
存在していました。

そんな中、
サロンにおかれた
ピアノの原型であるチェンバロは、
ただ楽器としての役割だけでなく、
見事な装飾が施された家具や調度品
という扱いで、
上流階級者の集まりで親しまれていました。

そして、
今から約150年前、
コンパクトで安価な
アップライトピアノの誕生で、
今まで上流階級の楽器であったピアノが、
一気に広がります

日本でも高度経済成長以降、
習い事として人気をはくし、
今では日本のピアノ人口は
100万人~200万人と言われるほど
広まりました。

今まで敷居の高かったピアノを
ここまで広めたのは、
アップライトピアノのおかげと
言ってしまってもいいかもしれません。

メリット

価格が安価

グランドピアノと比べると
価格は比較的安価です。

だいたい新品で
30万~100万ぐらいで
売られており、中古ピアノならば
もう少し安いです。

電子ピアノほど安価ではありませんが、
グランドピアノは数百万が当たり前ですから、
それに比べたら安価です。

弾き心地が良い

本物のピアノということもあり、
音量に迫力があり弾き心地は抜群です。
電子ピアノと比較すると
打鍵のフィーリングや
音の音色が良いです。

また、音の強弱もつけやすく、
表現の幅が広がります。

場所を取らない

電子ピアノと同様にスマートなデザインなので、
狭いスペースでも置きやすいです。

また、奥行きがないので、
壁際におけるのもとても助かります。

デザイン性が高い

オーソドックスな黒いピアノから、
木目調で優雅な猫脚、といったものまで、
様々なデザインや色があり、
お部屋の雰囲気にあわせて
楽しく選択できます。

調律が安価

グランドピアノに比べると、
調律の料金が安いです。

ものにもよりますが、
約1万円ぐらいです。
長く大事に使っていく上で
重要な部分です。

デメリット

重量

重量はだいたい
200kg~250kgぐらいです。

床の強度は鉄筋コンクリートの
マンションならば、
ほぼ大丈夫かと思いますが、
木造住宅などでは、
絶対ではないですが、
床の補強等が必要となる事があります。

ご購入を検討されている方は、問題がないか必ずご確認下さいね。

演奏の表現力

一般的にグランドピアノに比べると、
機能面で劣る面が多く、
グランドピアノと比べると
演奏の表現の幅が狭くなります。

構造上、グランドピアノと比べると
トリルや連打などの素早い打鍵が
難しくなります。

また、ペダルコントロールにおいても、
グランドピアノと比べると
ペダルの微妙なコントロールができません。

音の大きさ

電子ピアノのように
ヘッドホンを付けてして弾けないので、
周りへの騒音に気をつける必要があります。

ただし、
サイレント機能を備えたアップライトピアノならば、
電子ピアノと同じようにヘッドホンをして弾くことも
できます。

また、最初からサイレント機能を備えていない
アップライトピアノにも、
後付けで付けることも可能です。

後付の場合、
おおよそ20万円ぐらいかかります。

まとめ

今回はアップライトピアノについて
説明しました。

あるアンケートサイトで、
各ピアノの普及率のアンケートで、
ピアノを持っている方のうち、
アップライトピアノを持っている方は、
全体の約45%という結果があります。

今回の記事でお話ししたような、
特徴、メリット、デメリットを参考にして頂き、
自分にあったピアノを見つけてくださいね。

関連記事

  1. ベーゼンドルファー(BOSENDORFER)とは?

  2. 電子ピアノとは?

  3. ブリュートナー (Bluthner)とは?

  4. ボストンピアノ(Boston Piano)とは?

  5. スタインウェイ(STEINWAY&SONS)とは?

  6. グランドピアノの値段の相場は?

  7. グランドピアノの歴史について

  8. 場所を選ばないおすすめのジャズピアノの名曲10選

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA