ギターの弾き語りおすすめ曲10選【男性アーティスト編】

弾き語りは、アーティストの良さがダイレクトで感じることができるため、路上ライブでも見られるように、基本的にアコースティックでおこなうのがポイントです。

もともとアンプを通さずに生の声と楽器のみで演奏する弾き語りは、ギターを使用しておこなうスタイルが最もポピュラーだと言えます。

また、アコースティックギターには、スチール弦を使用したフォークギターだけでなく、ガット弦を使用したクラシックギターもあり、自分の声質に合わせて好みの楽器を選べるのがポイントです。

どちらにせよ、アーティストの個性が直に伝わるギターの弾き語りは聴いていて気持ちのいいものです。

そこで今回は、「ギターの弾き語りおすすめ曲10選【男性アーティスト編】」と題しまして、主にギターの弾き語りをメインにしている日本の男性アーティストの楽曲を10曲紹介していきたいと思います。

紹介する動画の中には、アンサンブルで演奏している内容のものもありますが、基本的にギターをメインに弾き語りをしている楽曲を選んでいます。
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ギターの弾き語りおすすめ曲10選【男性アーティスト編】

今回は下記の内容で男性アーティストが歌うギターの弾き語りを紹介していきます。

目次

ギターの弾き語りおすすめ曲10選【男性アーティスト編】

トクマルシューゴ Tightrope

ギターの弾き語りおすすめ曲10選【男性アーティスト編】最初に紹介する曲は、トクマルシューゴで『Tightrope』です。

東京都出身のトクマルシューゴは、1980年生まれのミュージシャンで、アコースティックギターをメインに、多重録音による音響的なポップミュージックが特徴です。

楽曲で使用する楽器は、アコースティック楽器はもちろん、玩具といった非楽器も多用しているのがポイントで、煌びやかで夢のある幻想的なサウンドを楽しむことができます。

今回紹介する『Tightrope』は、シンプルな楽曲構成の作品で、音色が多い印象のある彼の作品の中でもひと際目立つ存在。

どこか退廃的で、それでいて哲学を感じさせる濃密な歌詞を歌う彼の歌唱は、幻想的なギターの伴奏に溶けていくようで、トクマルシューゴの世界観を堪能できる作品に仕上がっています。

竹原ピストル よー、そこの若いの

ギターの弾き語りおすすめ曲10選【男性アーティスト編】続いて紹介する曲は、竹原ピストルで『よー、そこの若いの』です。

千葉県千葉市出身の竹原ピストルは、1976年生まれのフォークシンガーで、野狐禅の元メンバー。スチール弦を巧みに操り、身を削る魂の歌唱が特徴の彼の音楽は、ギター1本で完結するスタイルです。

彼は、シャウト系のイメージもありますが、言葉と歌唱が見事にリンクしているため、どのような楽曲のパフォーマンスでも説得力があり感動的なのがポイントです。

今回紹介する『よー、そこの若いの』は、紅白歌合戦でも歌唱した竹原ピストルの代表曲のひとつで、若者に向けたメッセージソングです。一昔前までは、この歌詞の内容そのものを語る年配の方が、街中のいたるところに存在したものです。

同曲を弾き語りで歌う際のポイントは、「自分の道は自分で切り開くこと」の大切さだと言えます。言い換えれば「誰のせいにもしない」ということになります。

星野源 くだらないの中に

ギターの弾き語りおすすめ曲10選【男性アーティスト編】続いて紹介する曲は、星野源で『くだらないの中に』です。

埼玉県浦和市出身の星野源は、1981年生まれの音楽家で、マルチタレント。彼の音楽は、日常への愛しさや日々の暮らしに感謝した作品が多く、今回紹介する『くだらないの中に』も同様に愛情がたくさん詰まった楽曲です。

大切な人と過ごす何気ない時間がどれほど大切なのかをやさしく歌い上げています。同曲は、星野源の1stシングルとしてリリースされた楽曲で、数多くある彼の楽曲の中で最も人気の高い作品です。

同曲を弾き語りする上でのポイントは、歌詞の世界観を大切にするのはもちろんですが、日常のほんの些細なできごとにも感謝する気持ちです。あと、動画では半音下げたチューニングでギターを弾いていますが、キーは自分の音域に合わせて調整してもいいかと思います。

例えば、カポを取り付けるとスムーズに転調できますし、動画と同様の弾き方も可能です。また、サビのコード展開は、さまざまな楽曲でよく使われるパターンなので、しっかり練習しておきましょう。

高田渡 コーヒーブルース

ギターの弾き語りおすすめ曲10選【男性アーティスト編】続いて紹介する曲は、高田渡で『コーヒーブルース』です。

岐阜県北方町出身の高田渡は、1949年生まれのフォーク歌手。彼は、山之口貘や金子光晴などの詩に楽曲をのせて歌うスタイルで、不思議な世界観を持つ楽曲を世に送り出しました。

もちろん、彼自身の作詞による楽曲もあり、今回紹介する『コーヒーブルース』もその中のひとつです。同曲は、1971年のアルバム『ごあいさつ』に収録されている楽曲で、京都三条堺町通に実在するイノダコーヒー本店を歌っています。

この『コーヒーブルース』は、ブルースというだけあって、嘆きも含まれていますが、あくまでも他人に向けられたものではなく、自己完結しているところにやさしさを感じます。

内容も、なにげない日常のひとコマですが、そこに親近感があり、聴いていて気持ちいい作品です。日本には、フォークの神様や大御所と呼ばれるアーティストは数多く存在しますが、彼ほどフォークな人生を歩んだ人はいないでしょう。

彼の弾き語りは、歌い方、ギター奏法など、どれをとっても参考になるものばかりなので、気になる方は、このほかの楽曲もぜひチェックしてみてください。

森山直太朗 夏の終わり

ギターの弾き語りおすすめ曲10選【男性アーティスト編】続いて紹介する曲は、森山直太朗で『夏の終わり』です。

東京都出身の森山直太朗は、1976年生まれのシンガー・ソングライター、作詞家、作曲家。彼の楽曲の特徴は、『さくら(独唱)』に代表されるように、日本語と日本の風景や情緒を大切にした作詞と節まわしにあります。

また、地声と裏声を使い分けた歌唱がポイントで、力強さと繊細さが絶妙のバランスで融合しているのが魅力でもあります。

今回紹介する『夏の終わり』もそうした彼の持ち味が活かされた楽曲のひとつで、聴いているだけで情景が目に浮かぶ、日本人ならではの美意識のひとつ「わび・さび」が感じられる作品に仕上がっています。

同曲を引き語りする上でのポイントは、お伝えしている通り、地声と裏声の使い分けにあります。また、ギターのコード進行もシンプルなので、難易度はそれほど高くなく、弾き語り初心者の方にもおすすめできる楽曲だと言えます。

秦基博 アイ

ギターの弾き語りおすすめ曲10選【男性アーティスト編】続いて紹介する曲は、秦基博で『アイ』です。

神奈川県横浜市育ちの秦基博は、1980年宮崎県日南市生まれのミュージシャン。ドラマティックなボーカルとアコースティックギターをメインとした楽曲が彼の特徴です。

今回紹介する『アイ』は、「あなた」と出会ったことで、「アイ」から「愛」へ変化していく過程を、さまざまな感情を織り交ぜて描かれたラブソングです。

弾き語りのポイントですが、ギターは総じて難易度はそれほど高くはありませんが、ボーカルに関してはキーがかなり高いため完コピは難しいかと言えます。しかしながら、自身のキーに合わせて工夫することで原曲の雰囲気を出すことは可能です。

まずは、動画をよくチェックしてギターから完コピを試みてみましょう。また、キーを変更する場合はカポを使用するのがおすすすめです。

奥田民生 イージュー☆ライダー

ギターの弾き語りおすすめ曲10選【男性アーティスト編】続いて紹介する曲は、奥田民生で『イージュー☆ライダー』です。

広島県広島市出身の奥田民生は、1965年生まれのシンガー・ソングライターでミュージシャン。『イージュー☆ライダー』は、そのタイトルから見ても映画『イージー・ライダー』を意識していることは容易に判断できますが、「イージュー」とはどのような意味なのでしょうか?

「イージュー」とは、業界用語で30を意味するE10のことで、作曲当時30歳だった奥田民生の心境も反映されているようです。映画『イージー・ライダー』では、自由気ままにバイクで旅をする2人組が殺伐とした現代社会に直面する内容を描いた作品でした。

『イージュー☆ライダー』は、自由きままに生きることも社会に合わせて生きていくことも、選択するのはあくまでも自分であることを気付かせてくれる作品で、自由な精神で創作を続けてきた奥田民生自身のこれまでの人生と今後を、力の抜けた優しい歌唱で聴かせてくれる名曲です。

コードチェンジが比較的多い作品なので、繰り返し練習をして、力まずに演奏することがポイントです。

向井秀徳 ふるさと

ギターの弾き語りおすすめ曲10選【男性アーティスト編】続いて紹介する曲は、向井秀徳で『ふるさと』です。

佐賀県北茂安町出身の向井秀徳は、1973年生まれのミュージシャンで、ナンバーガールのボーカル・ギター、ZAZEN BOYSのボーカル・ギターです。今回紹介する『ふるさと』は、2011年3月16日にYouTubeで公開された向井秀徳による弾き語りの動画で、文部省唱歌『故郷』が歌われています。

2011年3月11日から5日後に公開された際、彼は特別に何かをコメントするわけでもなく、誰かを非難するわけでもなく、ただ『故郷』を歌いました。この動画は、さまざまな感情が溢れてきて、目頭が熱くなりますが、彼の嘘偽りのない純粋な思いが伝わってきます。

『ふるさと』は動画の公開のみで、音源としてはリリースされていませんが、弾き語りをする上でのポイントがたくさん詰まっているので、ぜひ参考にしてみてください。

松室政哉 涙がいっぱい

ギターの弾き語りおすすめ曲10選【男性アーティスト編】続いて紹介する曲は、松室政哉で『涙がいっぱい』です。

大阪府出身の松室政哉は、1990年生まれのミュージシャン。彼の特徴は、覚えやすく耳に残るメロディーと現実味のある歌詞、そして、やさしさにあふれた高音の歌唱でしょう。

今回紹介する『涙がいっぱい』は、失恋を引きずる男性の切ない思いを描いた作品で、歌詞だけを読むと少し未練がましい男のように感じますが、彼が歌唱することによって、男の繊細な部分が浮き彫りになり、聴く者に共感を与えます。

弾き語りは、歌のテクニックはもちろんですが、歌詞の内容をどこまで歌唱で表現できるかにかかってきます。同曲は、弾き語りの醍醐味が堪能できる作品だと言えます。

『涙がいっぱい』を弾き語りする上でのポイントは、コード進行そのものはシンプルなので、あくまでも歌唱を支える程度でやわらかく弾くように心がけましょう。まずは動画を見て、完コピから始めることをおすすめします。

斉藤和義 歌うたいのバラッド

ギターの弾き語りおすすめ曲10選【男性アーティスト編】最後に紹介する曲は、斉藤和義で『歌うたいのバラッド』です。

栃木県出身の斉藤和義は、1966年生まれのシンガー・ソングライターでギタリスト。多くのヒット曲がある斉藤和義ですが、最も人気のある作品のひとつが今回紹介する『歌うたいのバラッド』です。

同曲は、1997年に彼の15枚目のシングルとしてリリースされ、さまざまなアーティストがカバーをしています。歌詞は単なる「歌うたい」のラブソングではなく、大切な人へ「愛してる」と素直に伝えられない男性の不器用さをストレートに表現した傑作です。

弾き語りをする上でのポイントは、まず完コピから始めてみましょう。コード進行はシンプルなので、ギターの伴奏はそれほど難しくはありません。

歌唱に関しては、しっかり声を出す部分とブレスを付ける部分、アクセントなど、斉藤和義の特徴が随所にあるので、こちらも完コピから始めてみてください。高音の箇所は、思い切り声を出すことで、曖昧さがなくなるので、音が外れることを怖がらずに挑戦してください。

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まとめ

「ギターの弾き語りおすすめ曲10選【男性アーティスト編】」と題しましてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?音楽は聴くだけでも十分に楽しいものですが、実際に演奏をしてみると、聴く以上に楽しいものです。

弾き語りは、楽器演奏と歌唱をひとりで同時におこなうわけですから、上手く表現するためには、繰り返しの練習が必要になります。しかし、技術ばかりにとらわれてしまうと、楽しいはずの音楽が楽しくなくなってしまうので、はじめは気軽な気持ちで練習することをおすすめします。

焦らず、ゆっくりチャレンジしていきましょう。皆さんの参考になればうれしいです。
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