おすすめの洋楽カバーランキングTOP15!

オリジナルのカバーは、いわゆる流行歌に始まった話ではなく、シューベルトやショパンの時代にも存在しました。優れた旋律は、楽器だけの演奏にとどまらず、歌曲に編曲して現代で言う歌謡曲のように親しまれていました。

それらのカバーは、作曲家に対する尊敬が含まれるものでした。もちろん、カバーはクラシックだけでなく、ジャズやポップス、ロック、など様々なジャンルでおこなわれていて、オリジナルへの敬愛さが溢れている演奏や歌唱を聴くことができます。

そこで今回は、「おすすめの洋楽カバーランキングTOP15!」と題しまして、洋楽のカバーでおすすめの楽曲をランキングで紹介していきたいと思います。

今回のランキングでは、カバー楽曲としてリリースされていないものもありますが、オリジナルへの敬愛さが伝わってくる素晴らしいパフォーマンスばかりですので、参考にしていただければ幸いです。では早速15位から見ていくことにしましょう。

おすすめの洋楽カバーランキングTOP15!

今回紹介する洋楽カバーランキングは下記の通りです。

目次

おすすめの洋楽カバーランキングTOP15!

Nicole Cross – A Thousand Miles

彼女はYouTubeを通して歌唱が広く知られるようになったYoutuberでもあり、2015年から自身のチャンネルで多くのカバーをおこなっています。

今回のランキングでニコル・クロスがカバーしている曲は、ヴァネッサ・カールトンの大ヒット曲『1000マイル』で、失恋で離れてしまった二人の心の距離を切なく歌い上げていて、表現者としての実力を思う存分に発揮した素晴らしい歌唱が味わえます。

このカバーはアルバム『Living Room Sessions, Vol. 2』に収録されていて、iTunesなどで購入することができるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

Nicole Cross iTunes

Jasmine Thompson – Last Christmas

彼女の歌唱が広く知られるようになったのは、彼女自身のYouTubeチャンネルからの発信で、オリジナル曲だけでなく、カバー曲でも優れた歌唱が評判となり、14歳という若さでアトランティック・レコードとメジャー契約を結んでいます。

今回のランキングでジャスミン・トンプソンがカバーしている曲は、ワムの『ラスト・クリスマス』で、思春期の恋の切なさが感じられる甘酸っぱい歌唱を楽しむことができます。このカバーは、Spotifyで購入することができます。

Jasmine Thompson Spotify

Tiffany Young – Remember Me

アイドルながらセンスのある歌唱は定評があり、少女時代の楽曲だけでなく、ドラマのサウンドトラックにも数多く参加しています。今回のランキングでティファニーがカバーしている曲は、ミゲルのヒット曲『Remember Me』です。

この曲は、ディズニー映画『COCO』(邦題リメンバー・ミー)の主題歌で、もともとデュオの曲ですが、ティファニーはミゲルのパートを語り掛けるように歌い上げています。このカバーは、iTunesで購入することができます。

Tiffany Young iTunes

森川ココネ – DAY DREAM BELIEVER

原曲はモンキーズで、日本ではTHE TIMERSのカバーが有名です。セブンイレブンのCMに使用されたので、ご存知の方も多いことと思います。忌野清志郎のカバーといってもいい高畑充希の歌唱は、主人公の森川ココネの気持ちが込められていて、夢と現実が交差する心情を美しく表現しています。

気になった方は、ぜひ映画も観てくださいね。

Girl’s Generation-TTS – Cater 2 U

今回のランキングでTTSがカバーしている楽曲Destiny’s Childの『Cater 2 U』は、2004年のアルバム『Destiny Fulfilled』に収録されていて、恋人へのストレートな思いが表現されたラブ・ソングです。

TTSの歌唱は、Destiny’s Childの歌唱のような直接的な感情は抑えられていますが、優しい歌唱が逆に艶やかでセクシーです。

残念ながらこのカバーはリリースされておらず、KBSKpopチャンネルの映像でしか楽しむことはできませんが、TTSのミニ・アルバムで彼女たちの素晴らしい歌唱を聴くことができるので、よかったらチェックしてみてくださいね。

Reneé Dominique – Close To You

レニー・ドミニクは1998年生まれのフィリピンのシンガーソングライターで、2012年からYouTubeのチャンネルを解説し、ポピュラーのカバーを中心にしたウクレレによる弾き語りをおこなっています。

その歌声は癒しそのもので、ウクレレの素朴な音色と相俟って、世界中のリスナーから支持されている新しいタイプのミュージシャンです。

今回のランキングでレニー・ドミニクがカバーしている楽曲カーペンターズの『Close To You』(邦題“遥かなる影”)は、日本でもお馴染みのスタンダード曲で、多くのシンガーがカバーしている名曲中の名曲。

誰もが知っているが故に、非常にハードルの高い楽曲ではありますが、カバーというよりも、自身の楽曲のように仕上げているのがポイントで、何度聴いても飽きることのない唯一無二の歌声だと言えます。残念ながらこのカバーはリリースされていませんが、今後の彼女の活動に期待したいところです。

Reneé Dominique twitter

J.Fla – On My Way

原曲は2019年3月にリリースされたばかりのデジタル・シングルで、アラン・ウォーカーがボーカルにサブリナ・カーペンターとファルーコをボーカルに迎えて美しい作品に仕上げています。YouTubeでは再生回数が1億6千万回を超えていて、早くも名曲の仲間入りを果たしています。

非常にテクニックが必要とされる難易度の高い楽曲ですが、韓国の大人気YouTuber歌手のJ.Fla(ジェイフラ)が、違和感のない抜群の歌唱で楽しませてくれます。

残念ながらこのカバーはまだリリースしていませんが、彼女の歌声はYouTubeチャンネル以外に、デジタル配信やCDで楽しむことができるので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

Alan Walker, Sabrina Carpenter & Farruko Amazon Music

MACO – We Are Never Ever Getting Back Together

MACOは1991年生まれの北海道出身のシンガーソングライターで、洋楽を自身の解釈で訳して歌う独特のスタイルが注目を集め、今回のランキングのカバー楽曲『We Are Never Ever Getting Back Together』で話題となりました。

テイラー・スウィフトが歌うオリジナルは、自身の恋愛体験が楽曲に反映されているという説が有力らしいですが、繰り返し何度も吐き捨てるように歌う「We Are Never Ever Getting Back Together」のフレーズは、聴く者の解釈に委ねているような感覚があり、そこが斬新で面白いです。

しかし、MACOのカバーはテイラー・スウィフトほどストレートではなく、日本女性の可愛らしさがあり、MACOのオリジナル性を感じることができます。

Vazquez Sounds – Let It Be

彼らが注目されたのは、2011年にリリースしたアデルの『Rolling In The Deep』のカバーで、ボーカルのアンジーは当時まだ10歳という年齢にもかかわらず、味のある歌声を聴かせてくれます。

バスケス・サウンズはその後も多くのカバーをシングルでリリースしていて、現在も新しい録音を発表し続けています。今回のランキングのカバー楽曲『Let It Be』はビートルズの名曲中の名曲で、オノ・ヨーコが絶賛した息ピッタリのパフォーマンスを楽しむことができます。

The Beatles – Twist & Shout

ビートルズのファースト・アルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』の最後に収録されている『Twist & Shout』は、ビートルズのオリジナルではなく、実はバート・バーンズの作品で、1960年代初期に流行したR&Bです。

ビートルズ以外で有名なのは、1962年にリリースされたアイズレー・ブラザーズのシングルで、実質この録音がオリジナルです。しかし、ジョン・レノンによる鬼気迫るシャウトがこの曲の人気を決定的にし、オリジナルを超えたカバーとして今も語り継がれています。

Taka – Hello

ONE OK ROCKのTakaは、『Hello』を歌いこなせる数少ないアーティストで、その圧倒的な歌唱は、動画を公開してから現在に至るまで多くのリスナーに感動を与え続けています。

Takaはこれまでに数多くのカバーをYouTubeなどで公開していますが、残念ながら『Hello』に関してはリリースされていません。日本人で、ここまで洋楽の楽曲を歌いこなせるシンガーは貴重な存在だと言えます。

BLACKPINK – SURE THING

BLACKPINKは韓国の人気女性アイドル4人組で、デビュー当初から抜群の表現力が話題となり、アイドルの枠を超えた存在として多くの音楽ファンを魅了し続けています。

今回のランキングの楽曲『All A Want Is You』は、狂おしいほど好きな人のことを想う恋歌ですが、歌う人で雰囲気はガラリと変わるもので、深い繋がりを意味する歌詞の内容は、彼女たちのパフォーマンスによってさらに切なく仕上がっています。

テレビ番組によるライブパフォーマンスで、残念ながらこのカバーはリリースされていません。YouTubeの映像を見て気になった方は、ぜひBLACKPINKの音源を聴いてみてください。

Stand By Me – John Lennon

映画『スタンド・バイ・ミー』でこの曲を知った方も多いと思いますが、『Stand By Me』はベン・E・キングのスタンダード・ナンバーで、『ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500』では122位にランキングされた名曲です。

この曲は、映画によるリバイバル・ヒットの影響もあり、現在では多くのアーティストがカバーをしていますが、ダントツの人気を誇るのはなんと言ってもジョン・レノンのカバーではないでしょうか?

YouTubeの公式チャンネルを見てみると、ジョンがカバーする『Stand By Me』の再生回数は6,400万回を上回っていて、発売されてから40年以上経ってなおも愛され続けているカバーだということがわかります。

The Jimi Hendrix Experience – All Along The Watchtower

ボブ・ディランは、この曲をライブで演奏することが多く、ファンの間では非常に人気の高い作品です。

一般的にこの曲の演奏でポピュラーなのはジミ・ヘンドリックスによるカバーで、ボブ・ディラン自身も絶賛していて、『ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500』では、ジミによるカバーは48位にランキングしています。

歌詞には旧約聖書のイザヤ書第21章がもとになっていて、ジミの演奏は、現代社会への警鐘を鳴らしているかのように感じてしまいます。

Sam Tsui & Christina Grimmie – Just A Dream

いわゆる失恋ソングですが、男性の弱さが素直に伝わる内容の歌詞は、多くのリスナーに支持され続けています。そして、この曲をカバーしているのは、シンガーソングライターのサム・ツイとクリスティーナ・グリミーです。

現在では彼らのことをYouTuberという形容で当てはめるのかもしれませんが、彼らは動画投稿を通した新しい音楽配信のスタイルを、いち早くスタートさせたミュージシャンのひとつの例だと言えます。

胸に突き刺さる彼らの歌唱は、瞬く間に話題となり、YouTubeに投稿されたこの動画の再生回数は、現在1億6000万回を超えています。しかし、この動画が投稿されてから6年後にクリスティーナ・グリミーは凶弾に倒れ、22歳の若さでこの世を去りました。

彼女の声は、残された音源でしか聴くことはできませんが、興味のある方はぜひその才能に触れてみてください。

Christina Grimmie Amazon Music

まとめ

「おすすめの洋楽カバーランキングTOP15!」と題しましてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?以前に比べると、アジアのアーティストによる洋楽のカバーも近頃では目立つようになりました。

その背景には、インターネットに加え、グローバルを意識した時代の流れが反映されています。こうしなければならない!といった固定概念は音楽の世界でも徐々に消えつつあります。

カバーを通して、新しいアーティストの誕生を期待するのも楽しいですね。皆さんの参考になれば嬉しいです。

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