ブリュートナー (Bluthner)とは?

20世紀最高の指揮者ともいわれる
フルトヴェングラーは、
「ブリュートナーのピアノは本当に歌う事が出来、
そして、それはピアノにとって最高の褒め言葉である」
と書き残したのはことでも有名なピアノメーカーです。

同年に創業した
スタインウェイ・アンド・サンズとベヒシュタイン、
そしてベーゼンドルファーと並んで、
世界四大ピアノメーカーとも
言われています。

今回はそんなブリュートナー (Bluthner)について、
説明していきたいと思います。

ブリュートナーの概要

ブリュートナーは、
スタインウェイ・アンド・サンズとベヒシュタイン、
ベーゼンドルファーとともに
世界四大ピアノメーカー
呼ばれているドイツのピアノメーカーです。

1853年に、ユリウス・ブリュートナーが
ドイツのライプツィヒで創業を始めました。

1867年以降、様々な博覧会で優秀なピアノとして
認められて世界的に有名になり、
評価されるようになりました。

1938年には、飛行船に乗せられるアルミのグランドピアノを
製作し話題になりました。

第二次世界大戦中は、
工場や木材が焼失したため生産が停止しましたが、
その後、再び工場を取り戻すことが出来ました。

また、ライプツィヒが東ドイツであった時は
国営化されていましたが、1990年の東西統一以降、
経営権がプリュートナー一家に戻りました。

その後、業績を伸ばしていき2005年には
ヨーロッパのコンサートピアノにおいて、
世界2位の販売台数を誇っています。

現在は、手作りであることから
年間200台ほどのピアノを製作しています。

日本では、2007年11月まで浜松ピアノセンターが
日本総代理店でしたが、倒産により2008年から
ピアノクリニックヨコヤマが引き継いでいます。

ブリュートナーの特徴

ブリュートナーのピアノは、
アリコートシステムという特有の弦の構造になっています。

通常のピアノは1音に対して弦が3本張られていますが、
ブリュートナーのピアノは高音に対して弦が4本張られています。

この弦は打弦されることのない共鳴させるためだけの弦であり、
おかげでブリュートナーのピアノの高音は豊かで
純度の高い音色となっています。

ピアノ用木材は、取り寄せた木材の中でも厳選された
約40%のみが使用されており、
含水率についても厳しく管理されているのです。

また、グランドピアノのリムでは、内リムには堅いブナの木を、
外リムには柔らかい菩提樹を使用しています。

このため、
力強いフォルテッシモも柔らかい音色と
響きのピアニッシモも奏でることが出来ます

ブリュートナーと音楽家たち

ドイツ国内だけでなく、イギリスのヴィクトリア女王など、
多くの国の皇室でプリュートナーのピアノは使用されています。

また、ハンガリー舞曲で知られるブラームスや愛の夢で知られるリスト、
チャイコフスキーやドビュッシー、ショスタコーヴィチ、
プロコフィエフなどの著名な作曲家たちにも気に入られていました。

さらに、ブゾーニやアラウ、ルービンシュタインやプレトニョフなどのピアニストをはじめ、
ヨハン・シュトラウス2世やフルトヴェングラー、メニューイン、マルケヴィッチといった
多くの音楽家たちからも高い評価を得ていたのです。

フルトヴェングラーは、
「ブリュートナーのピアノは本当に歌うことが出来る」と、
最高の褒め言葉を残しています。

そして、作曲家のドビュッシーは自らブリュートナーを購入して愛用しており、
作曲もブリュートナーのピアノでしていたようです。

現代でも、ボール・マッカートニー
映画「レット・イット・ビー」中で
ブリュートナーのピアノを弾いていたり、
フジ子・ヘミングが所有しており演奏したりしています。

また、日本人でも、原智恵子や園田高弘がブリュートナーに献辞を捧げています。
近年、録音でブリュートナーを使用するピアニストが増えているのです。

ブリュートナーのピアノを演奏するなら

ブリュートナーのグランドピアノは、
最上級のモデルだと1700万円ほどの価格で販売されており、
最も安価なモデルでも670万円ほどで取引されています。

また、アップライトピアノに関しても、
300万円から600万円ほどの価格になっており、
老舗高級ピアノメーカーとしての地位を確立しています。

中古では、30年ほど前のピアノが元の半値ほどの価格で
取引されています。

しかし、高級ピアノメーカーであることもあり、
ほとんど中古品が入荷されないことやすぐに売切れてしまいます。
しっかりチェックしてみてくださいね。

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