30年ほど前、バンドブームという現象がありましたが最近もアニメやゲームにバンドを題材にした作品が増え、それがきっかけでギターを始める人も増えました! エレキギターを初めて少し経つとエフェクターというアイテムの存在に気づくわけですが、実際にエフェクターとは何なのか、どんなエフェクターがいいのか、最初は分かりづらいと思います。
今回はエフェクターとは何なのか、初めてのエフェクターにはどんな物を選べばいいのか、オススメの機種について書いてみようと思います!
Contents
目次
- エフェクターって何?
- エフェクターでできること
- 初心者にオススメのエフェクター
- エフェクターはどうやって選ぶ?
エフェクターって何?
エフェクターとは、簡単に言えばギターの音を変化させるものです。
ちなみにエレキギターを手に取った時、皆さんはどんな音を想像しましたか?私がギターを始めたての時はCDから聴こえてくるような、迫力のあるジャキーンと歪んだ音を立て想像していました。でも実際にアンプから出てきたのはのっぺりとした歪んでいない音でした。当時私が住んでいた周辺のスタジオには「マーシャル」などの歪むアンプが置いてなかったんですね。
そこで歪んだ音を出すにはエフェクターが必要だということを知りました。
エフェクターでできること
エフェクターで出来ることは無限大です。音を歪ませることや残響音を作ってやまびこのような効果を生み出すものなど、国内外のメーカーから多種多様な種類のものがリリースされています。
大きく分けてエフェクターには次のような種類があります
歪み系
「ゆがみ」ではなく「ひずみ」と読みます。もっともポピュラーなエフェクター。その名の通り音を歪ませるエフェクターです。オーバードライブやディストーションなど。
モジュレーション系
ギターの音を揺らしてうねりを生み出したりあたかも複数人で演奏しているような効果を生み出すもの。コーラス、フランジャーなどがモジュレーション系に分類されます。
空間系
広い体育館のような場所で演奏しているような残響感や「やまびこ」のような効果を生み出すものです。ディレイやリバーブなどを空間系と呼びます。
フィルター系
ギターの特定の周波数域を変化させることで「ワウワウ」といった音の変化や、音を調整するためのもの。ワウペダルやイコライザーというものがフィルター系になります。
初心者の方にオススメのエフェクター
やはり始めたばかりの人には歪み系のエフェクターをオススメします。エレキギターの音とはこういうものだ! という体験をまずして欲しいからです。BOSSという日本のメーカーのOD-3やDS-1が扱いやすく、値段も手頃なのでオススメです。
また、エフェクターの単価はおおよそ1万円~2万円ぐらいのものが主流です。ギターに比べれば安いですが、始めたての人にとっては大きな出費ですよね。そこでオススメしたいのが「マルチエフェクター」
マルチエフェクターは歪み系やモジュレーション系、空間系、フィルター系など様々な種類のエフェクターを一台に集約したエフェクターです。価格は安いものだとコンパクトエフェクター1台と同等のものや、10数万円のプロ仕様のものなど様々です。
マルチエフェクターの利点は一台で音作りを完結できるという点と、何よりも実際に操作することで多様に存在するエフェクターがどんなものか、どんな音がするのかを体感できる点です。実際に音を出さなければどのエフェクターがどんな音なのかもわからないですからね。
マルチエフェクターは日本のメーカーであるBOSSのMEシリーズ、GTシリーズ、ZOOMのMSシリーズやGシリーズがオススメです。世界的に見てもこれらは定番になっているメーカーですね。プロにも愛用者が多いのも特徴的です。
エフェクターはどうやって選ぶ?
最近ではWEBはもちろんSNSやYoutubeなどの動画投稿サイトでエフェクターの名前を検索すればレビューや演奏動画を見ることが出来ます。メーカーの公式サイトでも音を聴けるものが多く、昔に比べるとある程度どんな音なのか、どんな操作性なのかは実際に手に取らなくてもわかるようになりました。
そういったものを参考にして、欲しいエフェクターに目星をつけて楽器屋さんで実際に試し弾き、試奏をしてみましょう! 最初は少し恥ずかしいかもしれませんが、楽器屋さんの店員さんは快く案内、説明をしてくれます。彼らは楽器のプロなので、恥ずかしがらずに色々なエフェクターを紹介、説明してもらうといいでしょう。
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