この記事ではDTMで役立つEQ(イコライザー)プラグインをまとめています。
評価のポイントとしては値段、実機と近いか、使いやすいか、音がいいか、プラグインの動作が安定しているかなどを基準にしています。
Contents
イコライザープラグインのおすすめ
DMG Audio Equilibrium
最強のEQプラグイン。EQ単体で3万円もしますがその分細かい設定が可能でかかり方が抜群にいいです。初心者にはあまりお勧めできません。
iZotope Ozoneシリーズ Match Equalizer
初心者の人に特におすすめなEQです。
他の楽曲の周波数帯を参考にそのリファレンスに合わせてイコライジングしてくれるプラグインです。
Ozoneシリーズに含まれています。
Fabfilter Pro Q3
Ozone9のEQで物足りないという人に対して次におすすめなのがFabfilterのPro Q3です。
Fabfilterは使えるプラグインが多いのでBundleで買うのがおすすめです。
MAutoDynamicEQ
ややマイナーなメーカーですがプロの間では非常に評判の高いMeldaProductionのプラグインです。
Meldaはコンプやディレイも評判がいいのでMXXXというマルチエフェクター版がおすすめですがMXXXは中身は同じもののマルチエフェクターとして動作するためUIが若干見にくいのでピンポイントにEQが欲しい人はシンプルにEQだけ買った方が使いやすいと思います。
単体で全てのエフェクトが使えるMCompleteBundleというプラグイン集は20万円以上しますがMXXXは10万円程度で購入可能です。
tranQuilizr G2
こちらも非常に評判のいいEQプラグインです。
自然で透明なサウンドが特徴のイコライザープラグインでL、R、LR、MSを分けて聴くことが出来るのが特徴的です。
またAGCというイコライジングで音量が変わっても常に同じ音量で聴けるという機能も非常に便利です。
人間は音が大きくなるといい音になったと思ってしまいがちな生き物なので同じ音量で比較するというのが大事ですがEQでブーストすれば当然音量が変わってくるので通常のプラグインでは分かりづらい部分まで追い込むことが出来ます。
マスター用のプラグインとしてもトラック用のプラグインとしても優秀です。
また余談ですが同じメーカーが出しているInvisible Limiter G2というリミッターも素晴らしい出来です。
gullfoss
チートEQと呼ばれるgullfossです。
各トラックに刺すには重いのと低域と高域をEQがかかる範囲の対象外にしないとバランスが崩れるためまだ完全ですはありませんが未来のEQは精度が上がりほぼ自動でミックスをやってくれるのかもしれません。
よくAI系のプラグインはプロは使わないという人がいますが皆持っています。
使った上でパラメーターを一いじったり他のEQに差し替えることもあり、そういう意味では結果的に楽曲に使ってないという場合もありますが特に職業作曲家は制作スピードも大事にしているのでこのようなAI系ツールはむしろ積極的に活用している人の方が多いです。
EQ(イコライザー)プラグインのおすすめまとめ
楽器の音色を調整するためのEQとして上級者にはequilibrium、初中級者にはPro Q3、そしてトラックの共振を取ったり2Mixにかける用のEQとしてAI EQのGulfossを購入するのがおすすめです。