【2020】初心者におすすめDAWソフト・種類・違いについて

DAWソフトにはいくつか種類がありますがどれを使えばいいか分からないという方も多いと思います。

そのため今回はDAWソフト別にメリットやデメリットをまとめました。

目次

Cubase

Cubaseは中田ヤスタカさんやヒャダインさんをはじめとした多くのプロに愛用されるDAWです。

初心者の方のネックになるのはネットの情報量だと思いますがCubaseはシェアが高いため日本語での情報量がおそらく一番多いです。付属の音源も豊富で初心者の方におすすめです。

またボーカロイドを使った曲を作りたい場合一番オススメなのはCubaseです。(現在はピアプロを使わなくてもボカロを扱いやすくなったのでそのことを理由にCubaseを選ぶ必要はありません)

他のDAWソフトでもプラグインとして読み込むことでボカロソフトを利用することが出来ますがCubaseでは公式のボーカロイド用のエディタが存在するため他の音源ソフトと同様に扱うことが出来ます。

他のDAWソフトでは通常ボーカロイドに同梱されているピアプロというソフトを使ってMIDIファイルを別トラックで
作成してからピアプロに読み込む必要があり結構面倒です。(初音ミクNTからは関係なし)

Studio ONE

Studio Oneの特徴は音質がいいこととと動作が軽いことです。元々midiに弱かったですが5からはスコア機能も付き非常に使いやすくなっています。

なお作曲をしている方は宅録をしている方がほとんどだと思いますがギターを自宅でいい音で録るにはそれなりの
お金がかかりますので潔くスタジオで録りましょう。
プラグインでギター音源を使うプロの方も多いですがそれは仮で入れているだけでプロの人にあとで生音を入れてもらう際のデモとして入れていることがほとんどです。

単音やアルペジオはわりとギター音源でもいけますがコードを鳴らすような場合は生音でないと厳しいです。ただし実際のコードストロークをサンプリングしたような音源もあるので予算によりそのままギター音源で済ませてしまう人も多いです。

なお私はギタリスト上がりのためギター音源のソフトが使われていればすぐ気付いてしまうのですがそれでもギター音源を使う場面もあります。

なぜ欠点が分かっていながらも使うかというとやはり仮でギターフレーズを入れて置く際に便利なのとミックスの仕方やフレーズによっては生ギターと変わらないように打ち込むことも出来るからです。

Protools

Protoolsは業務用スタジオの標準となっているDAWです。

以前はミックス・マスタリング用のソフトという位置付けでしたが現在は機能が進化して作曲もProtools上で行う方が多いです。

特に商業用にリリースするプロは自宅でマスタリング・完パケすることは少なくスタジオに持ち込むためそのままセッションファイルを開くことができるProtoolsが重宝されています。

ただ最近は自宅スタジオで完パケするプロもかなり増えています。しかしその場合でもスタジオで録った音を知っている上で自宅でマスタリングまで行なっているので初心者の方が完全に自宅だけで完結させようとするのは危険です。一度でいいのでスタジオで録音・ミックス・マスタリングを行なってみてください。

またProtoolsはProtools HDというハードウェアに伴うシステムを導入しないと真価を発揮できず負荷が高いソフトであるため初心者の方にはおすすめしません。

Digital Performer

DigitalPerformerはMIDI周りが最も充実したDAWです。

ルーティングの仕方などが慣れていないと難しいですが安定性の高いDAWで実はオーディオの扱いも強くマスタリングまでDigitalPerformerで行うプロも多いです。

特に昔は作曲ソフトとして一強だったのですが近年はCubaseやStudio One、Ableton Liveに押されている印象です。

情報量が少ないですが非常に完成度の高いDAWです。

宇多田ヒカルさん(現在はLogic)や植松伸夫さん、本間昭光さんなどが使用していることで知られています。

Ableton Live

クラブミュージックは基本的に音声素材やループ素材を
重ねて作っていくことになります。

その際におすすめなのがAbleton Liveというソフトです。

Liveはドイツ製のDAWでループ素材が大量に内蔵されています。

また他のDAWと比較しても安定性が高くミックスも比較的しやすいです。

なおMIDIや楽譜周りはあまり充実していませんがクラブミュージックを作る人で楽譜にスケッチしながら曲を作っている人はほぼいないと思うのでここは問題とならないでしょう。

ループをどんどん重ねていく作曲スタイルを取ることが出来る他のDAWをメインで使っている方でもAbleton Live Liteという一番安いプランのものだけでも持っている人が多いです。

FL Studio

海外でのシェアが最も多いDAWです。(最近はStudio OneやAbleton Liveも人気)

海外ではリズムトラックやループから曲を作る人が多いためやはりそれらの扱いに長けたこれらのソフトが人気なのも頷けます。

FL Studioはオートメーションが使いやすくダンスミュージック系のプラグインが充実しているのが特徴です。

また他のDAWでは新しいバージョンが出るたびにアップグレードする際にお金がかかりますがFL Studioは一度購入したら生涯アップデート無料を謳っています。

Cakewalk(旧Sonar)

米津玄師さんやスキマスイッチの常田さんなどが以前使っていたことで知られるDAWです。

当時はDAWの選択肢も多くなかったため2010年以前よりDAWを触っている人はCakewalk(Sonar)を使ったことがあるという方は案外多いのではないでしょうか。

2013年からRolandに変わってTASCAMがSONARを扱ってきたわけですが、Cakewalkの事実上の破綻に伴い、そこから復活を遂げ現在は無料のソフトとなっています。

無料になったからといって性能が下がっているわけではなくWindowsで試しにDAWを使ってみたい・無料でDAWを使いたいという人におすすめのDAWとなっています。

Logic

Mac専用のDAWです。

直感的に扱いやすく特にアーティスト寄りの方が使っている印象です。

King Gnuの常田さんや星野源さん、サカナクションの山口さんなどが使用していることで知られています。

非常にコスパがいいソフトなのでMacユーザーで特にこだわりがなければLogicから始めるのがいいと思います。

オーディオの扱い自体はしやすいのですが昔から音がヌルヌルしていると言われています。

実際上記のアーティストも作曲(デモ)段階でLogicを使っていても実際の録音はスタジオでProtoolsで行なっています。

マスタリングまでLogicでやっている人もいないことはないですが商用作品としては少ない印象です。

マスタリングまで行いたい場合はCubase、Studio Oneのどちらかが初心者の方にはおすすめです。

初心者におすすめのDAWソフトまとめ

用途によって複数台DAWを使っている人も珍しくありませんがWindowsユーザーであればCubaseかStudio One、MacユーザーであればCubase、Studio One、Logicがおすすめです。

スタジオに持ち込む場合はProtools、ループでセッション感覚で音を積みたい人はAbleton Live(持っておくと楽しい)がおすすめです。

私は今回紹介したDTMを全て一度は使ったことがありますが現在はStudio Oneに落ち着いておりたまにAbleton Liveを使います。

旅行先などでノートPCしかない状況ではLogicを使っています。

慣れてしまえばどれでも使えるDAWばかりですので最初は憧れのアーティストに合わせて選択するのもいいと思います。DAW選びの参考になれば幸いです。

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